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1.始業点検 マシン各部の点検箇所と点検ポイント
一般的に自動車の場合では、タイヤ自体がクッションの効果を持っており、さらにサスペンションなどで衝撃を吸収できる仕組みになっていますが、水上オートバイの場合、波の衝撃は、ほとんどそのままエンジンなどに伝わります。G(加速度)で言うと、自動車ではデコボコ道でジャンプした時で4〜6Gといわれているのが、水上オートバイでジャンプした場合には20G程度の衝撃が加わっています。
さらに、自動車の場合にはガス欠になったりしても、それがそのまま死に直結するということは稀でしょうが、水上オートバイではガス欠→漂流→死に至るケースが考えられます。自動車の感覚で「整備や点検はサービスマンまかせ」では困りものです。
日頃から点検をしっかり行っていれば、少しの異状でも発見でき、エンジントラブルや船体の異状が原因でのアクシデントを避けることができるのです。
船体外部・エンジンルームの点検が全て終了したら、ドレンプラグを確実に締めて、水面に降ろす準備をします。

エンジンルーム内の点検で、他にハンドルケーブル(ハンドルを左右に切ってみて連動して動くケーブルがあるので、すぐに見つけられます)などに異状があるか確認します。この際、ハンドルの動きとジェットノズルの動きを確認したり、リバースカバーの動きや取付けのガタつきなども確認しておくとよいでしょう。
久しぶりの休日に早く乗りたい気持ちは理解できますが、これらの点検を怠ったばかりに「沖合で漂流」なんてことのないようにしたいものです。慣れてしまえば、全ての点検を行っても10分程度でできるようになります。「一流のライダー」とは単に速く走れることではなく、「総合的な知識・技術を持った人」を指すのです。
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